(旧)【受かる試験のコツ】金融経済3級(銀行業務検定)

上の娘と下の娘の好みの変遷を眺めると成長を感じます。7歳と1歳という比較もできるのが今の楽しみですね。こんにちは、rinkoです。

前職(銀行員)のころ後輩が質問してきたことの一つに、「銀行業務検定の金融経済3級を受けたいけどどこから勉強したらいいかさっぱり分かりません!」「ググっても情報が少ないです(>_<)」というものがございました。

金融経済3級(試験は毎年6月第1日曜日))は、「金融・経済・財政」の基本的知識について、習得程度を測るとされる試験です。※2023年度の開催は未定です!

この試験を合格できる程度の勉強をした銀行営業マンは、お客さまや友達からのちょっとしたお金の疑問に、「プロっぽい意見や分析」を返せるようになります。資格としてはマイナーですが、法務や税務以上に営業の実務に直結している知識の習得度合いが分かることから、近年金融機関で取得を要請されることが増えているようです。

試験の性質上毎年情報が更新されるので、過去問題集だけだと意外と合格点が取れません。筆者も勝手が分からなくて合格までに数回かかってしまった試験です。今回は、金融経済3級を合格できる試験対策についてお伝えしていきます。

金融経済3級の情報を整理!

試験日、試験時間など、どうだったか忘れても大丈夫。まずは当日の情報一覧表を掲載します。

試験日 6月第1日曜日
試験時間 150分
(試験時間開始30分までは入室が認められますが,試験終了時間の延長はありません。なお,試験開始後60分間および終了前10分間は退室禁止です)
受験願書受付期間 4月上旬~4月中旬 ※最終日必着
個人申込の方は,協会のホームページからのお申込が可能です。
受験料 4,320円(税込)
持込品 受験票,筆記用具(HB程度の鉛筆・シャープペンシル、消しゴム)
試験内容 出題形式 五答択一式(マークシート)
科目構成
出題数
(1)金融 30問
(2)経済 15問
(3)財政 5問
配点 1問2点(合計100点)
合格基準 100点満点中60点以上(試験委員会にて最終決定します)
成績通知 試験実施約4週間後から成績通知書・解答例,合格された方には合格証書が送られます(解答用紙は返却されません)。

よくある3級試験のタイプですね。

絶対出る!普遍的な出題ポイント

まずは前提として、こちらの記事をご覧ください。

景気動向指数・マネーストック統計・基礎的財政収支・財政投融資

この4点は、項目の中身について丸暗記をしましょうw

景気動向指数マネーストック統計基礎的財政収支財政投融資

各項目、出る問題は1問か2問の割に、覚えるボリュームが多めですが、ぶれずに出る問題を押さえるのはrinko式の基本です。

「貨幣の流通速度・マーシャルのk・信用乗数」

予備知識無しに見るとわけのわからないこの3点セット。

ほぼ確実に毎年一番最初の問題です。このセットのまま覚えてください。簡単な公式ですし、ひねりのある問題は出ないので公式の丸暗記をしましょう!

  • 「貨幣の流通速度」=名目GDP/マネーストック
  • 「マーシャルのk」=マネーストック/名目GDP
  • 「信用乗数」=マネーストック/マネタリーベース残高

筆者は、”信用乗数がはみだし、貨幣の流通速度×マーシャルのk=1”と覚えていました。

たかが1問ですが、冒頭の滑り出しの問題がスタートダッシュで解けるとその後が全く違う景色になりますよ。

金融市場(短期金融・公社債・株式・商品・オプション)

金融市場に関する問題は幅が広く、短期金融・公社債・株式・商品・オプション、の各分野から1~2問ずつ出題されます。この辺りは、「過去問で慣れてください」のジャンルにあたります。

普遍的なルールに関する問題が半分以上だから、ですね。

流行の商品があれば個別の仕組みについて、が出やすいです。

2022年頃までは、NISAに関わる設問は出そうです・・・ですがNISA制度一つとっても、一般のNISAはもちろん、ジュニアNISA、つみたてNISAなど毎年のように法律改正があります。やっぱり、「法改正」は要チェックですね!

社会保険制度についても触れられることが多いので、個人型確定拠出年金もチェックするといいかもしれません。(筆者の、個人型確定拠出年金に関する記事はこちら

直前対策!最新の数字や用語を確認できるサイト

試験に問われることが分かっていても、答えとなる数字が分からなければ意味がありません。でも最新の数字がどこに出ているかは意外とまとめられていないのです。筆者が検索して厳選した、正しく欲しいデータが書いてあるサイトをご紹介しますね。

日本銀行・財務省

資金循環統計速報値(日本銀行ウェブサイト)と国際収支動向(財務省ウェブサイト)からほぼ間違いなく今年の傾向を尋ねられます。

エクセルの数値は細かくてめんどくさいですが、見る場所は限られています。
表の一番下がポイントですね。

一昔前は全然変わらなかったんですが、ここ数年はちょこちょこ変化してるので注意が必要ですね。筆者が受験した時も前年比で変わっていた点で引っかかった方が多く、正答率が低かったそうです。

逆に、きちんと押さえておけば確実な得点源です。

設問としては「各項目が資金不足か資金余剰か」「家計金融資産の合計と、投資割合がどのようなものだったか」「国際収支動向が赤字か黒字か」というシンプルなものです。ひねりがあるとすれば「前年比」を聞くくらいですね。

あ、日本銀行が試験前の1年間で「どのような金融政策を行ったか・発表をしたか」も出題されやすいです。

世界経済のネタ帳

日本の経済成長率を始め、各国のGDPや経済成長率の問題に大変有効でした。出題項目としてはポイントを絞りにくい項目になってくるので、試験直前に、過去問を解いてからチェックするとよいでしょう。

世界の為替動向に関する問題も出るので、こちらもあわせて対策するとオススメです。

金融・経済用語辞典

そのままですね。ですが、毎年どんどん出てくる新語や、埋もれがちな経済用語の意味を調べたい時にはとても便利です。用語に関する問題は必ず出題されますが、新語からも古いものも両方出る可能性があります。

出題範囲が広いので、それ以外の対策が一通り終わってから見るようにしましょう。

そこそこ取り上げられやすい項目としては有効求人倍率、個人型確定拠出年金、マイナンバー、ペイオフなどがあげられますが、これも「過去問で慣れる」と理解が進みますね。

まとめ

今回は金融経済3級の合格のための試験対策として、「普遍と最新の押さえ方」をお伝えしました。

いかがでしたでしょうか。かなり広い範囲の金融経済知識を求められるので、最初はひるんでしまうかもしれません。ですが、「普遍と最新」を順番に攻めていけば怖くありません。

※追記:以前の者ですがよろしければこちらもお役立てください【金融経済3級超直前対策!】出題範囲の最新数値まとめ10選

忙しく働くママへ、少しでも勉強の時短としてお役に立てたなら幸いです。

こちらもおすすめ→【銀行業務検定】過去問題集を確実に手に入れるたった一つの方法

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