【FP1級実技試験】(面接)のコツ:part1の問われ方【金融財政事情研究会】

こんにちはrinkoです。

FP1級の実技試験は直近で2022年2月となります。全てを時短に行いたい働くママとしては、試験勉強の手間は出来る限りかけたくないですよね。

過去問で勉強をしていても「どんな風に質問されるのか」「どこまで聞かれるんだろう」「本当に12分で答えきれるんだろうか」などなど不安に思うことも多いかと思います。

さて今回は設例part1について、筆者と某後輩の実技試験体験を踏まえて、問題の「範囲」の傾向ではなく、「試験官がどのように質問をしてくるのか」について、さらに深く切り込んでいこうと思います。ムダな不安を払拭出来て、よりスマートな回答が組み立てられるようになりますよ。(part2についてはこちら

1つめの質問は、「この顧客の相談内容及び、抱える問題は何か」

以前の記事でもまとめた通り、part1ではオーナー層の事業承継相談がよく出題されます。ごくまれに、相続手続き自体への回答を行う場合もあります。

どちらにしても、最初に問われるのは「この顧客の相談内容及び、抱える問題は何ですか」ということです。

ですので、答えるべき回答は「①相談内容のまとめ」と「②直接的に顧客は質問していないが抱えている問題」の2点となります(2点が重複している場合もあります)。

①については、問題文で質問されていることをそのまま答えてください。「子どもに事業を継いでほしいと思っている」であれば、事業承継対策を。「相続手続きが分からない」であれば、相続手続きとその期限について、などを答えることになります。

また、最後にとってつけたように「友人に外貨運用を勧められたがよく分からないでいる」といった一文があった場合にはそれも相談内容として回答しましょう。

②についてはまとめ記事でも述べた通り、事業承継対策・相続対策(争族・節税・納税資金準備)が関与している場合がほとんどです。①で顧客が質問していなくても、関わってくる場合に答えましょう。注意すべきは、最初の質問ではそれらについての細かい対策まで掘り下げられないということです。次の項目で聞かれますのでそれまで温存しておきましょうね(笑)

次に、「その問題点に関してどのように解決案を提示するか」(2~3問)

設例文では「それらの相談内容および問題点を解決するために、どのような提案・方策が考えられるか」と書かれている部分についての質問がこちらになります。

この部分についての掘り下げが、FP1級学科試験の知識の本領発揮となるわけです。

最新の数値についても問われる可能性のある部分ですね。

基本的には、最初の質問で自分が回答した「相談と問題点」について順に問われていきます。以下に、簡単な質問例を出してみました。

例:1問目の回答が「相続対策・外貨運用」の2点だった場合

試験官「相続対策では何を勧めますか?」→回答「各種相続税の非課税特例の利用、争族対策としての遺言の活用、納税資金の準備などです」

試験官「では今回の設例ではどのような非課税特例が利用できそうですか?」

・・・回答・・・

試験官「では質問を変えます。遺言を勧めるにあたり、あなたは何に気を付けてどの方式の遺言を勧めますか?」

・・・回答・・・

試験官「次の質問です。納税資金の準備としてはどのようなことを提案しますか」

・・・回答・・・

試験官「なるほど。では次の質問に移ります。外貨運用についてそのメリットとデメリットを説明してください」

・・・回答・・・

※回答によっては、上記の質問以上に掘り下げられることが考えられます。あくまで「質問の流れ」として捉えてくださいね。

最後に、「FPと職業倫理について答えてください」

ここまでくると、part1でひねりのある質問はありませんのでひと安心ですね。本当に、そのまま問われます。

具体的にはこちらの記事にまとめてある通りです。

※某後輩は「スラスラと要点は答えられたのに、更に”あなたが最優先するものはどの原則ですか”ってさらに聞かれてパニックになりました(泣)」と言っていました。「顧客利益は常に優先されるべき」ですのでそれを答えるのが無難かとは思いますが、受験者自身の確固たる思いがあるのであれば、別の原則を回答しても大幅減点ではないと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。質問の順番が分かっていれば、問題用紙へのメモの仕方も更に効率的に出来るのではないでしょうか。この記事を読んでいただいた方が合格への道をひた走ることが出来るように、そして少しでも勉強の時短に、お役に立てたなら幸いです。

Lunar coacherryは仕事に勉強に自分に励むママを心から応援しています。

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