【受かる試験のコツ】金融商品取引3級(銀行業務検定)
こんにちは、花粉症はまず肌荒れに来るタイプのrinkoです。急に吹き出物が出来始めました。ひどくなると目薬→鼻炎薬です。花粉症対策は甜茶が体質に合っているようなので、例年甜茶エキス配合の飴を探しに行きますね。
3月の銀行業務検定試験が終わったと思ったら、もう5月のFP試験と6月の銀行業務検定試験の申し込みあっせんが来ているんですね。筆者のもとにも続々と「今回は何にしたらいいですか?」「この試験はどんな傾向ですか?」「とりあえず要約してくれませんか?」との相談がきています。
金融商品取引3級は、「各種リスク性金融商品」の基本的知識について、習得程度を測るとされる試験ですね。セールス手法よりは、金融商品取引法を中心とした法制度や市場ルールについて問われます。これが分かってる銀行営業マンは、お客さまや友達からのちょっとしたお金の疑問に、すんなりと回答を返せるようになります。また、実際にセールスをしていくにあたって、ルールの逸脱がないかが自己判断できるようになるので、各種トラブルが減るというメリットもありますね。
資格としてはどちらかというとマイナーですが、法務や税務以上に実務に直結している知識の習得度合いが分かることから、近年金融機関で取得を要請されることが増えているようです。
では今回は、金融商品取引3級を合格できる試験対策についてお伝えしていきますね。
金融商品取引3級の情報を整理!
試験日、試験時間など、どうだったか忘れても大丈夫。一覧表を掲載します。
直近試験日 | 2022年6月5日(日) | |
試験時間 | 10:00~12:30(150分) (試験時間開始30分までは入室が認められますが,試験終了時間の延長はありません。なお,試験開始後60分間および終了前10分間は退室禁止です) |
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受験願書受付期間 | 工事中 個人申込の方は,協会のホームページからのお申込が可能です。 |
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受験料 | 5,500円(税込) | |
持込品 | 受験票,筆記用具(HB程度の鉛筆・シャープペンシル、消しゴム) | |
試験内容 | 出題形式 | 四答択一式(マークシート) |
科目構成 出題数 |
基本知識 四答択一式 30問 技能応用 事例付四答択一式 20問 |
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配点 | 1問2点(合計100点) | |
合格基準 | 100点満点中60点以上(試験委員会にて最終決定します) | |
成績通知 | 試験実施約8週間後から成績通知書・解答例,合格された方には合格証書が送られます(解答用紙は返却されません)。 |
よくある3級試験のタイプですね。午前試験なので、直前対策は土曜日にしてしまいましょう。
絶対これ!普遍的な出題の型
まずは前提として、こちらの記事をご覧ください。
金融商品取引3級は、基本的な点についての確認と銘打ってあることから、範囲ごとの出題数がほぼ一定です。では、筆者が過去のデータをもとにまとめたものを以下に示しますね。
範囲ごとの出題数
基本知識編
- 金融商品取引法に関する問題・近年の情勢や改正点・・・13問
- 周辺法律・・・4問(金融商品販売法・消費者契約法・犯罪収益移転防止法・預金との誤認防止措置、から1問ずつ出ることが多いです)
- 投資信託の販売等ルール・・・6問
- 保険の販売等ルール・・・6問
- 店頭デリバティブ・・・1問
実務で店頭デリバティブを扱ってない方は、勉強範囲としては切り捨てても合格可能です。
技能・応用(事例問題:事例数で書きます)
- インサイダー取引に関するケース・・・1事例
- 投資家区分(特定投資家と一般投資家)に関するケース・・・1事例
- 投資信託に関するケース・・・4事例
- 保険に関するケース・・・4事例
- デリバティブ預金に関するケース・・・1事例
いかがでしょうか。なんとなく、勉強する順番が見えてきたのではないでしょうか。
基本応用を問わず、ジャンル別で言うなら、投資信託・保険が各14問(技能応用は1事例につき2問出題されるため)、金融商品取引法が13問と大きく幅を取るものになっていますよね。
ただし、これらは(特に金融商品取引法)出題数が多い分様々な角度から出題される可能性があります。
筆者としては技能・応用の投信・保険以外の3事例から過去問を覚えることをおすすめします。出題テーマも比較的型が決まっているからです。
次からは、特に範囲を決め打ちできる問についていくつか述べていきますね。
個別の問題も、更に範囲を決め打ち
契約締結前交付書面・契約締結時等交付書面(基本知識中心)
契約締結前交付書面・契約締結時等交付書面、これらについては基本知識で必ず出題があり、かつ技能応用でも間接的に問われることがあります。
特に問われやすいのは、共通的記載事項と書面交付義務、書面交付タイミングです。
意外と出やすいのが「契約締結前交付書面」について「一定事項につき枠の中に12ポイント以上の大きさの文字・数字を用いて記載することの義務」ですね。
預金との誤認防止措置(基本知識中心)
実務上では、特に保険契約において預金との誤認防止措置が語られやすいですが、一般的なリスク性商品について問われます。基本知識で必ず出題があり、かつ技能応用でも間接的に問われることがあります。
クーリング・オフ、特定窓口、個人向け国債は対象外であること、などがよく項目であげられています。
デリバティブ預金(技能応用)
基本知識ではあまり個別の出題がありませんが、技能応用の最後の問題として構えていることが多いデリバティブ預金事例。
「デリバティブを内包する預金に関するガイドライン」から、勧誘開始基準・注意喚起文書・行為規制などが出題されます。
まとめ
今回は金融商品取引3級の合格のための試験対策をお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。法律・ルールに関わる試験ということでひるんでしまう方もいらっしゃるかもしれません。ですが出題範囲がかなり決まっているものから順番に攻めていけば全く怖くありません。
少しでも勉強の時短に、お役に立てたなら幸いです。Lunar coacherryは仕事に勉強に自分に励むママを心から応援しています。
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