2022年度試験対応!!預かり資産アドバイザー2級【銀行業務検定試験のコツ】

今日も娘たち双方から取り合いされている母です。こんにちは、rinkoです。

前職の後輩から、「rinkoさん!預かり資産アドバイザー2級持ってましたよね!どんな感じでした?」と聞かれました。どんな感じ・・・そんなふわっとした質問にも答えていく所存の筆者です。勿論、後輩は受けたいし、受かりたいからこその質問なので、筆者が過去問を解いて感じたテストの傾向と対策についてお話していきます。

まずは前提として、こちらの記事をご覧ください。

普遍的なテーマ
近年創設・改正された点

試験問題というのは、なんであってもこの2種類のテーマが出やすいですね。

今回は、普遍的なテーマを一通り押さえたうえで、近年の改正により出やすそうなテーマについていくつか触れておきたいと思います。

預かり資産アドバイザー試験2級の情報を整理‼

試験日、試験時間など、どうだったか忘れても大丈夫。まずは当日の情報一覧表を掲載します。

試験日 毎年10月試験(2022年10月23日)
試験時間 180分
(試験時間開始30分までは入室が認められますが,試験終了時間の延長はありません。なお,試験開始後60分間および終了前10分間は退室禁止です)
受験願書受付期間 8月中旬~9月上旬 ※最終日必着
個人申込の方は,協会のホームページからのお申込が可能です。
受験料 8,250円(税込)
持込品 受験票,筆記用具(HB程度の鉛筆・シャープペンシル、消しゴム)
試験内容 出題形式 四答択一式 25問(各2点)計算・記述式 5題(各10点)
科目構成
出題数
(1)業務知識
四答択一式 25問
(2)技能・応用
計算・記述式5題
預かり資産の商品知識・事務知識/マーケットの見方/預かり資産セールスの展開/預かり資産セールスとコンプライアンス
配点 前述の通り(合計100点)
合格基準 100点満点中60点以上(試験委員会にて最終決定します)
成績通知 試験実施約4週間後から成績通知書・解答例,合格された方には合格証書が送られます(解答用紙は返却されません)。

2級試験の中でも、択一式が25問・記述式が5問と、複合的な試験になっています。それぞれの対策が必要となるでしょう。

預かり資産とは?

まずこの、「預かり資産」という単語。ちょっとふわっとしていて分かりにくいですよね。この単語が指す金融商品を理解できると、試験勉強も少し身に入るようになります。試験を受ける方は各業界に所属している方などが多いかとは思いますが、業種によって取扱商品に差があるかと思いますので念のためご一読ください。

  • 債券・・・個人向け国債、利付国債を始めとして、国内外の債券について問われます。近年、マイナス金利になって、現状の最低利率に関して問われやすくなっていますので個人向け国債と利付国債を混同しないように気を付けましょう。どのタイミングで売買したかによって計算式が異なる、利回り問題もよく出題されます。「所有期間利回り」を押さえることが出来ればほかの理解が早いと思います。また、損益通算についても改正された点(特定口座の利用や、上場株式等との損益通算が可能になった)がありますので、要チェックです。
  • 外貨預金・・・TTS(外貨を買う時の相場)とTTB(日本円に戻すときの相場)をしっかり理解しておきましょう。日本円に戻したうえでの損益分岐点の理解が必須となる問題が出されます。半年後の損益とか、よく聞かれますよ。
  • 個人年金保険・・・最近は「外貨型」「一時払」のものについて応用問題で問われることが多いようです。比較的よくある仕組みの商品のスキームを覚えておくといいですね。税金や保険業法との絡みを理解しておくとより安心です。
  • 投資信託・・・かなり幅広く投資信託全般に関して問われます。細かいジャンルまで突っ込まれるので、その過程で下の項目(株式・デリバティブ・為替ヘッジ)を理解していた方が点数が伸びるかもしれません。ETF・REITは、扱っている金融機関が限られますが、構うことなく出題されます。とはいえ個別商品について聞かれるわけではないので、概要を把握しておくようにしましょう。
  • その他(株式、デリバティブ取引など)

なんだか、ザ・運用という感じの株式がその他に入っていますが、これは1~2問しか出ません。しかもとても表面的な問題です。どちらかというとマーケット指標(経済指標)を理解するために、仕組みを理解しておけば大丈夫というレベルです。

この試験における「預かり資産」とは、その他を除く4種類だと理解していただければいいと思います。

経済指標・マーケット指標

これは、以前あった金融経済3級の記事でもお話しした通りです。試験範囲がほぼほぼかぶっていると言っても過言ではないですね。

コンプライアンス・近年の改正における出題ポイント

コンプライアンス

付け加えると、各種法律におけるコンプライアンスを問われる出題は毎年出ます。選択肢問題でも、応用問題でもどちらでも出る可能性が高い・・・とはいえ、実務に携わっている方ならサービス問題かもしれませんが。

逆にここで点数を落とさないように、しっかり復習しておきましょう。

NISAなど、改正点

改正点といえば、毎年のように改正が出るNISA。積立NISA、ジュニアNISAなど、派生制度も多いので、各派生制度との比較も出来るようになっておくことをオススメします。

改正保険業法、トータルリターン通知制度も、コンプライアンスとからめてちょくちょく出題されそうです。

まとめ

さて、預かり資産アドバイザー2級の傾向と対策についていくつかまとめてみました。いかがだったでしょうか。この試験を受けようとする意欲のある方であれば、この記事を読んだ後に過去問題集を解けば(あまり書店に置いてないので、経済法令研究会のHPから直接注文するのが確実です)問題なく合格可能でしょう。Lunar coacherryは、仕事に育児に自分に励むママを、心の底から応援しています。

こちらもおすすめ→【銀行業務検定】過去問題集を確実に手に入れるたった一つの方法

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