スクリーンショットはこれだけ使えれば大丈夫、Snipping Toolの使い方

アカツキです。こんにちは。

最近のWindowsには、標準でSnipping Toolというスクリーンショット用のアプリが入っていますが、これが非常に高機能で、これだけ覚えておけばスクリーンショットを撮るときには困らない、というものになっています。

また、Snipping Toolによる簡単な書き込みが可能で、説明資料のように一部に下線を引いて目立たせる、四角で囲って強調する、といった程度であれば十分な機能があります。

さらにいくつかアプリの設定項目があり、ある程度好みの動作に変えられる部分があるので、編集機能と設定項目について、ご紹介していきたいと思います。

Snipping Toolの起動方法

Snipping Toolによるスクリーンショットの撮影方法やアプリの起動方法はこちらの記事のSnipping Toolの項目を参照してください。

編集機能

Snipping Toolの編集画面の中央部分には、書き込み・編集に関するボタンが集まっています。

左から順に紹介していきます。

ボールペン

選択した色・サイズのペンで自由に書き込みができます。

蛍光ペン

こちらも選択した色・サイズのペンで書き込みができますが、ボールペンとは違って透過性があります。

また、横方向に線を引くと幅広の線になり、縦方向に線を引くと細い線となります。

消しゴム

次は消しゴムですが、この機能だけすこしクセがあります。

この機能を選択した状態で、下図の水色線のようにドラッグしてみます。

すると、ドラッグしたときに当たった赤色のぐるぐるとした線が一筆まるごと消えました。

このように、お絵描きツールにありがちな、「ドラッグの軌跡部分が消える」のではなく、「ドラッグしたときに当たった線が一筆ごと消える」という動作になっています。

そのため、「引いた線が長すぎたから短くしよう」といったことができません。消しゴムツールで線に触れた瞬間に線丸ごとが消えます。

上記以外の機能として、書き込んだ線すべてを消去する機能があります。

定規

定規ボタンをクリックすると、定規が画面上に現れます。

使い方は現実の定規と同じように、線を引きたい場所にもっていき、定規の端のあたりをボールペン機能か蛍光ペン機能でドラッグすることで、直線を引くことができます。

また、定規の上にマウスカーソルがある状態で、スクロールホイールを回転させると、定規の角度を変えることができます。

分度器

分度器も定規と同じように使用しますが、こちらは線を引くときに角度が表示されますので、参考にしてください。

また、分度器上にマウスカーソルがある状態で、スクロールホイールを回転させると、分度器の大きさを変更できます。

定規、分度器に共通ですが、再度選択することで定規、分度器を消すことができます。

タッチによる手書き

こちらはパソコン上で使用している状態だと、どういった機能なのかわかりませんでした。

おそらくタブレット端末上での操作を想定しているのだと思います。

画像のトリミング

画像の中から必要な部分を切り取って別の画像にできます。

元に戻す/やり直し

書き込み動作をひとつ前の動作に戻したり(元に戻す)戻した動作を再度適用したり(やり直し)することができます。

それぞれCtrl + Z(元に戻す)、Ctrl + Y(やり直し)と同様の機能となります。

アプリ設定

設定は右上にある「…」から表示できます。

設定画面が開くと以下図のように項目がならんでいます。

PrintScreenキーのショートカット

Windowsの設定で、PrintScreenキーによってSnipping Toolを起動できるように設定が可能なのですが、この項目はその設定画面へ誘導するためのものになっています。

誘導にしたがって開いた画面で、以下の図の部分をオンにすると、PrintScreenキーで起動できるようになります。(要再起動)

自動的に変更にコピー

これがオンになっていると、Snipping Toolで撮影した画像は、保存されるだけでなく、貼り付け待機状態となり、そのままWordやExcelといったアプリに貼り付けることができます。

これをオフにするメリットはあまりないように思います。

スクリーンショットを自動的に保存する

これがオンになっていると、Snipping Toolで撮影した画像が自動的に保存されます。

逆に言えばこれがオンになっていないと、Snipping Toolの編集画面を開いたうえで自分で保存したり、どこかに貼り付けて使ったりする必要があります。

こちらもオフにするメリットよりもデメリットが多いように思います。

編集済みのスクリーンショットを保存するよう依頼する

ちょっとわかりにくい日本語になっていますが、書き込みが行われている状態でSnipping Toolを×ボタンなどで閉じようとしたときに、保存するかどうか確認するダイアログを表示するかどうか、という機能です。

せっかく書き込んだものが事故で消えてしまわないように、オンにしておくことをおすすめします。

複数のウィンドウ

Snipping Toolは編集画面を開いた状態で、別のスクリーンショットを撮って編集しようとすると、先に開いていた編集画面がなくなって、後から撮影したスクリーンショットの編集画面に置き換わります。

この機能をオンにしておくと、最初に開いていた編集画面も、後から撮影したスクリーンショットの編集画面も別々のウィンドウとして起動します。

各スクリーンショットに境界を追加

撮影した画像に、自動で、選択しておいた色と太さの囲み線を追加することができます。

まとめ

今回はSnipping Toolの編集機能と設定項目について紹介しました。

標準のアプリですが、このアプリの使い方さえ覚えておけば、追加でスクリーンショット用のアプリを入れる必要がないくらいの機能が備わっています。

また、標準アプリなので、新しいパソコンでも最初から入っていますし、別の人のパソコンであっても同様の操作が可能ということになりますので、使い方を覚えておいて損はないと思います。

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