【金融経済3級】2020年資金循環統計見直し【関連情報速報】

6年の時を経て、上の娘に引き続き自作の踊りを踊るようになった下の娘がスクワットをしています・・・可愛すぎる・・・こんにちは、rinkoです。

金融経済3級にとって重要な指標となる資金循環統計について、2018年6月27日に最新の四半期の数値が発表されるとともに、集計方法の改定・数値の見直しが行われました。7月23日以降各メディアで取り上げられています。

この数値の見直しによって、2005年以降の数値の一部が大幅に変化することになりました。その項目は「個人家計資産」の「投資信託」です。

なんと2017年度の数値が30兆円以上減少することになってしまったようです。

個人家計資産全体では1,800兆円以上ありますが、過去問が役に立たなくなってしまうレベルの修正です。今回は、この現象が発生した理由は何故かについてお伝えしていきます。

修正の詳細とは

資金循環統計速報値(日本銀行ウェブサイト)について、金融経済3級では「家計金融資産の合計と、投資割合がどのようなものだったか」についての設問もよく出題されます。


同統計では年1回調査方法を見直す改定を行っています。今回の改定の結果「個人家計資産」の「投資信託」の数値を修正する必要が出たとのことです。
2005年以降の数値をさかのぼって改定した結果、17年12月末の家計の投信保有額は、以下のようになりました。
改定前:109兆1000億円
改定後:76兆4000億円(約33兆円減
個人家計資産に占める投資信託の割合も、以下のように変更されています。
改定前:12年の3.8%から17年の5.8%まで連続して上昇
改定後:14年の4.6%をピークに低下し、17年は4.1%まで下落
株式市場は活発ですし、修正によって市場自体に変化があるわけではないのですが報道機関によっては”「貯蓄から投資」実態は逆”などという批判的な見方をしているところもあるようです。

何故修正が発生したか

実はこの改定、「個人家計資産」の投資信託以外にも大幅に修正された数値がもう一つあります。その数値はなにかといいますと。
ゆうちょ銀行を含む「中小企業金融機関」が保有する投信残高です。
17年12月末の金額は
改定前:6兆9981億円
改定後:43兆6116億円(約36兆円増加)
これまで、外国株式や外国債券で構成する国内組成の投信を「外国証券」としていたのを改め、投信残高に計上することにしたところ、これだけ増加したとのことですが・・・この数値は先ほどの数値とリンクしていそうですよね。
※日本銀行は「統計の精度を高めた結果であり、ミスだったという認識はない」(広報課)との見解を示しているようです。
日本における「投資信託」残高は概ね変わらないものの、保有先が修正前とは異なっていた・・・と捉えるイメージになるのではないかと筆者は考えます。

まとめ

今回は金融経済3級の試験対策として欠かせない、資金循環統計に関する改定についてお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。今後の出題傾向に影響があるかはまだ不透明ですが、この改定点を押さえておくことでひっかけ問題にも対応できるかもしれませんね。
忙しく働くママへ、少しでも勉強の時短としてお役に立てたなら幸いです。

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